Googleドライブの容量が急に減るのはなぜ?共有フォルダ利用時の注意点と解決策
はじめに
Googleドライブを使っていて「共有フォルダにファイルを入れただけなのに、なぜか自分のGoogleドライブの容量が減っている……」という経験はありませんか?
特に、社内でGoogleドライブを使って共同作業をしている場合、容量不足は業務に支障をきたしかねない問題です。
この現象を理解するポイントは、Googleドライブの「ファイルの所有者(オーナー)」という仕組みにあります。
共有されたフォルダに自分がファイルをアップロードした場合、そのファイルは自分のストレージ容量を使用します。
この仕組みを知らないまま使っていると、「共有フォルダの中を整理したのに、自分の空き容量がなかなか増えない」といった事態にもなりかねません。
本コラムでは、
- なぜ共有フォルダにアップロードすると自分の容量が減るのか
- 容量不足になると業務にどのような影響があるのか
- 容量不足を防ぐにはどうすればよいのか
について、わかりやすく解説します。
なぜ共有フォルダにアップロードすると容量が消費されるのか?
Googleドライブでは、自分が作成したファイルやアップロードしたファイルは、基本的に自分が所有者(オーナー)になります。
そして、共有フォルダに保存されているファイルであっても、そのファイルが自分の所有物であれば、自分のストレージ容量を使用します。
たとえば、次のようなケースです。
自分のストレージ容量を使用する
相手が所有するファイルであれば、自分のストレージ容量は使用しない
つまり、「どのフォルダに入っているか」だけで判断するのではなく、「そのファイルを誰が所有しているか」が重要なのです。
会社全体で使っている共有フォルダであっても、「マイドライブ」のフォルダを複数人で共有している場合、ファイルの所有者は必ずしも会社側に統一されません。
そのため、特定の社員が大量のファイルをアップロードしていると、その社員のストレージ容量だけが減っていくことがあります。
「共有中」にあるフォルダでも、自分が追加したファイルは自分の容量を使う
Googleドライブには、「マイドライブ」のほかに、他のユーザーから共有されたファイルやフォルダを確認できる「共有中」という項目があります。
ここで注意したいのが、「共有されているファイルを見ること」と「共有されたフォルダに自分のファイルを追加すること」は違うという点です。
他人から共有されただけのファイルは、原則として自分のストレージ容量を使用しません。
一方、共有されたフォルダに自分でファイルをアップロードした場合、そのファイルは自分のストレージ容量を使用します。
見た目では同じ共有フォルダの中にファイルが並んでいても、それぞれのファイルで所有者が異なる場合があるのです。
この仕組みを理解していないと、「共有フォルダなのに、なぜ自分の容量だけ減るの?」という問題が起こりやすくなります。
最悪の場合、メールの「受信」も止まる
「Googleドライブにファイルを保存できなくなるだけなら、後で整理すればいい」
そう思われるかもしれません。
しかし、Googleアカウントの容量不足は、ビジネスにおいて大きなリスクになります。
Googleのストレージ容量は、Googleドライブだけでなく、GmailやGoogleフォトなどでも使用されます。
そのため、ストレージ容量が上限に達すると、Googleドライブに新しいファイルをアップロードできなくなるだけでなく、Gmailでメールを送受信できなくなることがあります。
特に注意したいのが「受信できない」という点です。
容量が上限に達している間に送られてきたメールは送信者側に返送されるため、取引先や顧客からの重要な連絡を受け取れない可能性があります。
「重要なメールが届いていなかった」という事態は、業務上の機会損失だけでなく、取引先との信用問題にもつながりかねません。
そのため、Googleドライブの容量不足は、単なる「データ保存の問題」と考えないことが大切です。
根本的な解決策はGoogle Workspaceの「共有ドライブ」
こうした「個人所有による容量の偏り」を防ぎたい場合に有効なのが、Google Workspaceで利用できる「共有ドライブ」です。
「共有ドライブ」を使うと何が変わる?
一般的な「マイドライブのフォルダを他の人と共有する方法」と「共有ドライブ」では、ファイルの管理方法が異なります。
共有ドライブには、次のような特徴があります。
- ファイルを個人ではなく組織・チームで所有できる
- 個人ではなく組織全体のストレージを使用する
- 特定の社員だけにストレージ使用量が偏るのを防ぎやすい
- 社員が退職しても、その人が追加したファイルは共有ドライブに残る
つまり、個人のマイドライブに依存せず、会社のデータを組織として管理しやすくなるのです。
特定の社員だけが容量不足に悩まされる問題を防ぎやすくなるだけでなく、退職者が出た際のデータ管理という点でもメリットがあります。
共有フォルダを使うなら「誰のファイルなのか」を確認しよう
Googleドライブを利用している企業で起こる容量不足の原因の一つが、「共有フォルダに入れれば、自分の容量は使わないはず」という誤解です。
今回のポイントを整理すると、
- 共有されたファイルを見るだけなら、原則として自分の容量は消費しない
- 共有フォルダに自分のファイルを追加すると、自分のストレージ容量を使用する
- 容量が上限に達すると、Gmailの送受信にも影響する
- 組織でデータを管理するなら「共有ドライブ」の活用が有効
となります。
Googleドライブは便利なツールですが、「共有」と「所有」は別のものです。
この違いを理解しておくだけでも、特定の社員だけが容量不足になるといったトラブルを防ぎやすくなります。
現在、「特定の社員だけ容量がいっぱいになる」「退職者が出るたびにデータ管理で困っている」といった課題がある場合には、共有方法そのものを見直し、「共有ドライブ」への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
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